トップページ > 前世のつながりとソウルメイト > ずっと淋しい思いをさせてきた
データ:40代・女性
前世にさかのぼる前の年齢退行の途中からずっと涙を流されていました。
はじめは、ご本人もその涙の訳に気付いていなかったようです。
いくつか感じ取った前世の記憶の中に、15世紀頃の森の中の修道院が出てきました。
建物の中に入ると、そこにいた人々の中に現世の息子さんの姿を発見されましたが、この時代は肉親ではなく近しい知人です。
自分は28歳の男性で17〜18歳位の妹がいる、そこまでお話されると言葉を詰まらせボロボロ涙を流し、誘導してもこの時代についてははっきりした反応を得られませんでした。
後から、その「妹さん」は現在のご主人だと伺いました。
その時の自分が熱心に宗教(カトリック)の道を極めようとする余りに、妹にずっと淋しい思いをさせてきた事、そして妹に対して申し訳ない気持ちで一杯で涙が止まらなかった事もお話してくれました。
この方は、若い頃にご主人が家庭を顧みず、とても淋しい日々を過ごされた時期があったそうです。
今回の前世退行によって、自分が淋しい思いをさせられたのではなく、ご主人が過去から続く淋しさを無意識に感じて意識が家の外に向かってしまったのではないかと感じられたそうです。
家に帰り、前世の話と淋しい思いをさせてごめんなさいと言う気持ちを泣きながらご主人に打ち明けた所、ご主人も涙を流されて理解され、ふたりで抱き合って泣いていたと後から教えて下さいました。
恐らく、ご主人の魂に残る記憶の琴線に触れたのでしょう。
翌年にご主人の前世退行も行いました。
木と十字架のイメージが最初に出てきて、森の中の修道院と17〜18歳位の女性の自分が出てきました。
後に伺うと、「森の中の修道院」はご夫婦それぞれとてもよく似たヴィジョンだったそうです。
この時に淋しい思いをしたなどの具体的な情報まではこれ以上出てきませんでした。
これは、ご主人自身にとって体調面を含めたもっと重要で強い影響を受けていた「別の前世」がこの後で出てきたからでしょう。
「ずっと淋しい思いをさせてきた」と言う後悔や罪悪感は、この女性にとって根深く強いもので、前世から解消されず持ち越した感情ですから、ある意味因縁やカルマ(業)と言えるでしょう。
そして、このカルマをお返しするために、現世でこの男性を伴侶にしたのかも知れません。
このご夫婦の結び付きは元々強かったようですが、互いにソウルメイトだと解ってからさらに絆が深まり、互いを理解出来る関係になれたそうです。