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彼との結婚に踏み切れない原因

データ:20代・女性

この方は自分の前世が知りたいから、と前世退行を受けられました。
特に何か悩みや問題がありそれらを解決をしたいと言うよりも、純粋に興味があってと言う感じに見受けられました。

時代は江戸末期〜明治初期です。
畳、襖、布団、朱赤の欄干のようなもの、行灯などのある場所に、赤い襦袢姿で日本髪の若い女性がいました。遊郭の遊女のようです。
誘導を続けると、馴染みの客が出て来たので訊ねると、現世で「今付き合っている彼」と答えました。

時間を進める誘導をすると
「自分は赤い布団の上で寝ています…。……布団じゃなくて血かも知れません。」
「天井位の所からその姿を見ています。…多分もう生きていないです。」
何故亡くなったのかを訊ねると「彼に殺されました。」と答えました。

さらに時間を進めていくと、馴染みの客は詮議にかけられた後に絞首刑(縛り首)になっていました。
その様子を淡々と語り、「こうして罪も償っていますし、彼に対して憎む気持ちも恨む気持ちもありません。」と話してくれました。

一翠の感じ取ったヴィジョンと重ねると、このふたりは馴染みの客と遊女の間柄でしたが、互いに商売を超えた感情を持っていたようです。
女性は肺を患っており、時折吐血するような状態でもう長くは生きられない状態でした。
馴染みの客は独善的で身勝手なタイプで、自分の感情の赴くままに女性を求めます。
しかし、弱りきっている女性は求めに応じる事がなかなか出来ません。
最初は馴染みの客も彼女を気遣い我慢をしていましたが、女性が吐血した折に堪忍袋の緒が切れて逆上し、刃物で刺し殺してしまったのです。

前世退行が終わった時、この方は感慨深い表情をされていました。
「実は、彼からずっと結婚しようと言われているんですが、どうしても結婚に踏み出せないんです。彼が大好きなので一緒にいたい気持ちはあるのに、結婚となると何故か私自身にブレーキがかかってしまうんです。
だから話が出る度に、はぐらかしていたんですけど、そろそろ答えを出せって言われてるので、どうしょっかなぁとは思っていたんですが……。
別に、結婚の事を深刻に悩んでいる訳でもないですし、全然気にもしていなかったんですが………これが原因だったんですね。」
前世に出てきた馴染みの客の性格傾向を踏まえて、今の彼は時々暴力を振るう時がないかと訊ねると「…たまにあります。」と答えられました。

前世の因縁は、因果応報のようなタイプと、もうひとつ「似たような事を繰り返す」タイプがあります。
今お付き合いしている彼との関係性とおふたりの前世を考えると、「似たような事を繰り返す因縁」であれば、おふたりが長く一緒にいると彼女にとって最悪の事態が起らないとは限りません。
万が一、最悪の事態が起った場合、本人だけではなくご家族も、さらには相手の男性自身やそのご家族も悲しい思いをするでしょう。
そのような事にならないためにも、彼との結婚は辞めた方が良いですし、出来ればいずれ別れてこの男性とのご縁を切る事が、因縁を断ち切る事につながります。
また、彼女が結婚に踏み出せないのも、彼が時々暴力を振るうと言った「目に見えるネガティヴな要素」以外に、心の奥底で何かを感じ取っていたからだと、彼女の波動から感じ取りました。
今回この方が前世退行を受けられたのは、ご本人にとっては「興味本位」だったでしょうが、実際にはこの事を知るためだったと言う気がしてなりませんでした。

ご本人は、前世退行で出てきた内容に対してどうやら半信半疑のご様子でしたが、理屈ではなく感情的に何となく理に叶ったような部分も感じ取られてた事が解りました。
「結婚しなくていいんだ、と思うとなんだか気が楽になりました。ただ、彼を上手く説得できるかなぁ…」と明るくお話していました。
その後、この方がどのような選択をされたかは存じ上げません。
前世退行で得られた情報をどう受け取り、どのように行動されるかはご本人の自由意志ではありますが、穏やかな日々を過ごされていると信じています。


余談ですが、お会いした時から気付いていたものの、前世退行終了後に彼女に伺うとやはり気管支が弱く、風邪を引くと喉やせきの症状がなかなかとれないそうです。
このように前世での体調面に関する事が、現世で体の中のウイークポイントになる事があります。
必ずしも肺の病を患う事はないと思いますが、ウイークポイントである事を知り、普段からケアしていれば大事には至らないでしょう。

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