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目指す道に進めないのは…

データ:20代・女性

今回受けに来られた方は、いくつかの深刻な悩みや問題を抱えています。
前世退行で、今抱えている悩みに対する答えのひとつが明確に出て来ましたが、今回ご紹介するのは別の興味深い内容です。

この方は物心ついた時から音楽が大好きで、小学生の時には勉強が全部音楽の授業だったらいいなぁと思った程だそうです。
高校時代は吹奏楽部の部長を務めていました。
音楽の道に進みたいと言う気持ちは子供の頃からとても強いものの、どうしても思うように動けず、今では音楽とはほとんど縁のない生活をしています。

前世退行をした所、ご本人自身は見えませんでしたが、一翠はこんなヴィジョンを感じ取りました。

具体的な時代は解りませんが近代よりもずっと古い時代、場所はアフリカのようです。
その方は美しい黒人女性で、マラカスのようなリズム楽器を手に持ち、満面の笑みを浮かべて陽気に歌っています。
周囲には、様々な打楽器を中心に大勢の人達が楽器を演奏したり、思い思いに歌ったり踊ったりしていました。
この時代は音楽に囲まれた幸せな生活だったようです。

ご本人が見たいくつかの前世の中に、音楽にまつわるヴィジョンがありました。
時代も場所も解りませんでしたが、ブルーのシンプルなドレスを着た若い白人女性が出て来ました。
この白人女性の職業は歌手で、楽屋に寝泊りしながら毎日唄って生計を立てていました。
一時期は少し人気があったようで、ほぼ毎日のように楽屋にお花が届いていたそうです。

日の高い頃、若い白人女性は誰もいない海辺にひとりたたずみ、歌を唄っていました。
そして、唄い終わるとそのまま海に入って行ったのです。
「…入水です。」
海で自らの人生を終わらせたようで、その後この人物の前世は出てきませんでした。
自殺した原因を尋ねると「孤独でどうしようもなく、ただただ寂しいから」との事。
この人生での孤独の原因までは掴めませんでしたが、若いうちに命を絶ってしまった事は解りました。

今回の前世退行で出てきた前世のヴィジョンは、決して幸せな人生とは言えないものが多く、特に今抱えている悩みに対する答えのひとつとなった前世は非常に凄惨なものでした。
これらの中で、一翠が見た「歌を唄っていた黒人女性」の前世が唯一幸せな人生だったようです。

過去の様々な前世退行の傾向から、前世で愛に満ちた生活をしていた国に憧れ留学や永住を望まれるとか、幸せだった前世での生業を職業として目指されるなど、ご本人が無意識に幸せだった人生への回帰を切望される場合があります。
この方の音楽の道へのこだわりは、このような「幸せだった人生への回帰」だったようです。

しかし、前世で生業としていた音楽の道を、自ら命を絶つ事で閉ざしてしまった過去がありました。
現在は過去の結果であり、現在は未来への過程ですから、過去に自ら道を経ってしまった過程が、現世の音楽の道にどうしても進めないと言う結果として出てきてるのではないかと強く感じたのです。

前世退行終了後これらをお話すると、ご本人も何か納得できた感覚があるようでした。
今までは「絶対そうしなければいけない」と言った頑なな気持ちがあったそうで、上手く行かない事が心に負担をかけるひとつの要因に見受けられました。
「しなければいけない」気持ちの本当の理由が解ったのですから、これからは頑なにならず純粋に音楽を楽しむ気持ちで接する事が出来るかも知れません。
もちろん音楽への道を諦める必要はありませんが、自分自身の本当の幸せを見つけるために「他」にも目を向けてみると良いでしょうね。
そうお話すると、ご本人はとても良い笑顔でうなづかれました。

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