トップページ霊的なエピソード > だからここに連れて来たのです

だからここに連れて来たのです

データ:40代・女性
この方は、ビジネスパートナーであり恋人でもある男性との関係と仕事の事で大変悩んでいらっしゃり、男性との関係性を深く知りたいと遠方から前世退行を受けられました。

前世に至るまでに、私はその方の身内の方のおふたりの霊が彼女のすぐそばまで来ている事が解りました。 おひとりはおばあさんで、もうおひとりは彼女のお父さんでした。
不思議な事に、おふたりの霊は互いに存在を気付いていないと言うか、霊同士の干渉が全くなく、お父さんは彼女の右横で一生懸命彼女に語りかけていますし、おばあさんは彼女の周りをぐるぐる回っています。これは恐らく、それぞれの波動が異なるためかも知れません。
彼女は霊の存在に全く気付いていませんでしたが、体の右側が重い、体が右に傾いているような感じがすると訴えていました。

前世のヴィジョンが出てきましたが、これまで実施した多くの方の傾向とは全く異なり「額縁に入った写真(静止画)」を今の自分が眺めているようなイメージで、「画」以外の情報を得る事が出来ません。
どう誘導しようかと思っていた時、必死に彼女に語りかけていたお父さんが、彼女に話が通じないためか私に話しかけてきました。

この子は過去に3回自殺をしています。その度に助けてきました。
自分が命を懸けて守ってきた娘なのに、自ら命を絶とうとするのは本当に残念で、悔しくて悔しくてたまりません。
どうか命を粗末にしないで欲しい、何があっても生きて欲しい。
それに気付いて欲しい。だからここに連れて来たのです。


この話を伺っている最中、前世退行を記録してる人から「来た」と走り書きしたメモを渡されました。
見ると、記録している人(霊媒体質です)におばあさんの霊が憑依し、突然激しく泣き出しはじめたので前世退行どころではなくなってしまいました。

後から記録している人に聞くと、自ら命を絶とうとする悔しくて悲しい思いを解って欲しいと言う気持ちと共に、解ってくれる人がいた事で感極まった涙だったそうです。

記録している人に憑いたおばあさんをはらい、中途半端になった前世退行を終わらせて彼女に
「あなた、自殺したんだって?それも3回も。お父さんが教えてくれたよ。」
と言うと彼女はとても驚いていましたが、隠していた手首の傷を見せ、死んでもおかしくない状態だったのに奇跡的に助かった事を教えてくれたのです。

彼女にお父さんから伺った話を伝え、いつもおふたりが見守ってくれている事や助けてくれている事を話すと、彼女は涙をポロポロ流しながらこう言いました。
おばあさんとお父さんが亡くなってから、ずっと孤独で淋しくて、私はずっとひとりぼっちだと思っていました。でも、いつも近くでお父さんとおばあさんが見守っていてくれてたんですね。…私はひとりじゃなかったんですね。

結局、このような経緯で前世の記憶がほぼ得られず、私もお父さんからお話を伺っていましたので彼女の前世のヴィジョンを感じ取る余裕もなく、前世退行としては有意義な結果を得る事が出来ませんでした。過去生での男性との関係性なども解らずじまいです。
しかし、この前世退行のご縁は「前世を知る」事ではなく、お父さんやおばあさんの思いを伝えるためのご縁だったのです。
後に彼女から「この先、何があっても自ら命を経つなんて事は考えず、どんな辛い事があろうとも生きていきます。」と伺った時はとても嬉しかったです。
きっとお父さんやおばあさんも喜んでいらっしゃる事でしょう。

霊的なエピソード

サイトメニュー一覧

前世のつながりとソウルメイト

前世の因縁やカルマ(業)

「前世療法」となった前世退行

霊的なエピソード


前世退行とは

一翠のプロフィール

サイトインフォメーション


inserted by FC2 system