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弟に合わせる顔がない

データ:30代・姉、30代・弟

弟さんが家業を継ぎ会社経営をしていました。
嫁いでいるお姉さんは強引に手伝わされ、毎日朝早くから夜遅くまで実家で仕事に追われ、仕事と弟さんに振り回されている事が悩みの種でした。
ご主人は毎日会社から帰ってひとりで食事をするなど、家庭がバラバラになっているような状態から抜け出し自分の家庭を守りたいと言われていました。

お姉さんが弟さんに前世退行の話をすると、前世や霊など全く信用しないタイプだったはずの弟さんが「俺が先にやる。」と言い出しました。
そんな弟さんの前世退行でこんなシーンが出てきました。

「大きな鐘のあるお寺、自分の前に男が立ってます。…お寺に和尚さんがいて少し離れた所からこっちを見てる。」
「……首が落ちてる。……俺の首だ。斬られたみたい。斬った相手は……顔が見えないので解りません。」

前世退行が終わって弟さんは、こういう事は今まで全く信用しないかったけど、今回出てきた記憶はなんだか自分でとても納得できる気が凄くする、とお話して下さいました。

後日、お姉さんの前世退行を行うと、大きな鐘のあるお寺が出てきました。
しかしそれ以降、彼女はぷっつりと黙ってしまい、どれだけこちらが誘導しても何も得られないまま前世退行を終了しました。
私は「大きな鐘のあるお寺」のヴィジョンを感じ取っていましたが、前世退行終了後それを彼女に話して良いものかどうか迷ったため、言葉を濁しながらぼかした表現でしかお話しませんでした。

その夜、お姉さんから電話がありました。受話器の向こうで泣いています。

「先生、なんで私はあんなもの見なくちゃいけなかったんですか!」
彼女が前世退行中に突然黙ってしまったのは、前世の記憶を感じ取れなかったのではなく、見てしまったヴィジョンがショックだったからでした。
そして、ショックのあまり帰宅しても家に入れず、前世退行が終わってから4〜5時間は経っていましたが、車の中でずっと泣いていたそうです。
お姉さんは「私が弟の首をはねていたんです。弟に合わせる顔がない…」と話すと号泣されました。

戦国時代か江戸初期の、戦の最中の出来事で、姉と弟は敵同士です。
一方が追われてお寺に逃げ込んだか何かで、お寺で敵同士が対峙した後にお姉さんが弟さんの首をはね、弟さんは絶命しました。
その光景を少し離れた所から、ただ見ていたお寺の和尚さんは、現世ではお姉さんのご主人です。

それから3ヵ月程経ってお姉さんから連絡がありました。
時間をかけて少しずつ前世退行の結果を自分なりに受け止められた事、すると弟さんに対するイライラや腹立たしさが減り、関係が上手くいくようになった事、そして弟さんが理解してくれて、以前よりも家庭の時間を持てるようになった事などを教えてくれました。

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